明治二十九年三月二十九日
東保太郎身上又小人身上願
さあ/\尋ねる処/\、さあ事情迫る処事情々々迫る。どういう事もあろう。尋ねる処よう聞き分け、よう聞き分けば随分道のため、世上分かる。十分尽し十分働き、名ある働きして、身上迫る。よう聞き分けてくれ。真実心を通し、身が迫る。めんめんの理が嵌まらん。道のためこうと真実心を定め。どれだけ尽し果てたる。内々何たると思た理がめん/\心に迫る。悪も他人事は陰にも思わん/\。何したのや。よう取り替えて、そうかえ治まる。道のために真実始め掛けたる理は生涯。めんめんどう、今日まで危ない処も通り、心を実々納してある程に。よう聞き分けてくれ。