明治二十九年一月十四日
山中栄蔵三十九才身上願
さあ/\尋ねる事情/\尋ねる/\事情、尋ねる身に一つ不足という。どういう事知らす。どういう理であろ。皆んな一つ/\の事、もうよかろか明日起きよかと言う。身に事情余程大層。大層である。まあ一寸一時どうではないなれど、余程大層である。事情解きほどき、解きほどきて又暫くという。これまでとんと分かり難くい。日々捌けんから、身上今日の日と言う。我が事/\事情から見て居られんから、傍に見て居られん中に事情あるによって、これだけという楽しみ寄せて、日々事情大変。日々見難くなりてならん。又、一つ楽しましてやらにゃなろまい。