明治二十九年十二月十三日
前川梅吉宅地買い入れの件願
さあ/\尋ねる事情、さあ/\一時以て尋ねる処、まあだん/\に、年々あちら事情こちら事情、これだけ一つ又一つ。これだけこうあれだけこう。事情ぼつ/\の事情、事情急いてはいかん。一寸には未だ/\行かん。急いてはいかん。楽々通そという。休んでる間もいかん。そこで取り捌き皆々定めてくれ。一時に行かん。楽楽通りていつの間にやらなあ。又世界という理、自然の理と諭したる。自然の理に成りて来たら、内々どうでもせにゃならん。年々通りよい理ある/\。これさあさあ長く持って、いつやらと言うて成って来たら、これは天然の理と言う。この理から皆々談じ合うて、談示の理に委せ置こう。