明治二十九年十月二十五日
城音次郎の藪地九十一坪本部にて買い入れの願

さあ/\事情以て事情尋ねる。これまで話伝え、いずれ/\及ばさにゃならん。時旬に及ばさにゃならん。先とも今とも言わん。今と言えば今先と言えば先、これでは分からん。心を運び、世上又うっとしい。先はあゝなあ、なか/\心一つ難しい。今までは委せ置き、よかったなあ、治まって世界一つ渡らにゃならん。又事情程事情、あちらこちらで一つ真実尋ね/\の事情、これまで事情印打ってある。一時心もある。長い心もあろ。年々という仕切ってこう、楽々という、ずつない尋ぬるさしづ。さしづの理に違わん。事情に違わにゃならん。又ぢば/\一つ事情、年々の道見て諭さにゃなろうまい。楽の道がある。一時坂道を登る。一服しょうかいな、ろくぢの道、何程遅れても追っ付く。この道一つ諭したら、先一時。今に急くともどうせえとも言わん。楽々の道、これ一つ諭したら分かるであろう。

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