明治二十九年九月九日
諸井松太郎身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上に一つ変わりた事やなあ思う処、思い/\来る処、身上迫る。心に掛かる。身に一つ心得が治まらんから、治まらん理が出る。事情日日先長く、先長う一先ずこれでと言う。一時これではなあと言う。日々忘れられん。忘れられから、だん/\日々疎くなる。これ発散。心広く世界大き深き心、楽しみ深く、今心失うてはならん。こうして居れば、世界行てはならん。早く踏み留めて、又日々心に踏み留めて、前々から見れば今一時なあ、という理出る。長い間なら広い心持って、未だ/\道の掛かりと言う。何処で治まるも働くも皆一つの事、それから心治めてみよ。

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