明治二十八年十一月二日
空地善右衞門身上願

さあ/\尋ねる事情/\、尽す事情によって、遠く所尽す中に一つ道、だん/\遠き所成らん処運ぶ。治まる一つの理に一寸掛かる処尋ねる。そら一つ何がいかん、何が間違うやろ、一つ思うやろ。一つ聞き分けて、諭してくれ。どれだけ間に合う間に合う。間に合うやこさり、心に心無くば運ばれん。なれど、心に差し掛かる処は、一寸には行かん。行かんやない。遠い所は遠い心、悠るりと心持たすがよい。とんと心分かる処も、分からん処もある。それ、よう諭してくれにゃならん。

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