明治二十八年十月二十三日
茶谷卯助四十五才身上願(南海部内東愛支教会会計)
さあ/\尋ねる身上、余儀無く事情尋ねる処、一時どうと言うやない。どんならんと言う事情、よく聞き取ってくれにゃ分からんで。事情に事情無くば、何も言う事は無い。身上長らえて、どうも事情一寸大変である。余程迫りてある。内々の処、第一聞き分けにゃならん。何故なるとは更々思わんよう。これまでの処、すたるやない、捨てるやない。よく諭してくれにゃ分からん。一度の理やない程に。尽す理は末代の理にある程に。よく聞き取ってくれねば、分からんで。これ諭してくれ。