明治二十八年八月十七日
東野善三郎身上願

さあ/\尋ねる処/\、一時事情はどうもこれ大変なる事情なりたる処、まあ/\一寸には鮮やかならん速やかならん。これ些か事情なれど、一寸という、どういう事でなると一時以て思う。思うやない。よう聞き取れ/\。一年という二年というと言う。年を重ねば、思う処あちらというこちらという長らえて尽し方、これではなあ/\あと/\思う。一つ取り締まりが第一。あちらへ義理を思うこちらへ義理を思う。理を外す一人の決まり方、一人から世上の理を聞き分け。数々の中聞き分け。今一寸にはこうなりてはなあ、折角なあ、一寸思う。これ切り替え/\。一つ芯という理、遠慮気兼は要らん。どうこうという理、心という理運ぶなら明らか。こちらへ気兼ねあちらへ気兼ね、捌く理が遅れてある。一人のためやない。これだけさしづしたなら、分かり来るやろ/\。

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