明治二十八年九月二十二日
増野いと居所障り願

さあ/\尋ねる事情/\、いつ/\とても一つ事情あれば又尋ねる。変わりたさしづは無いで。変わりた事は無いで。身上不足なる日々思う処、まあ/\一時事情にてこういう事あれば、理に思う処/\思わんよう。大抵々々あら/\、幾夜伝えたる。身上不足無ければ思やせん。身上不足あれば尋ねる。尋ねたら又さしづ。一時迫る。又よう聞き分けにゃ分からんで。道という、どうという思やんなら中に治まりたる。どういう事もさしづ以て試してみるがよい。理に一つ日々の処、これも聞き分けにゃならん。最初よもやの道出越して一つなれど、追々事情という。まあ日日経ち/\日々送り所治まりという。長らえて道筋々々、まあ/\明るうなりたら/\、前々事情に伝えたる。さしづ及んで居る。何処に居たかて思うよう行かん。暮らす中不自由無うても身上不足有れば、思う。いかん。いかんやない。この中多くの中、大望日々一つ事情、この事情たんのう持ってくれ。不足思たてならん。大望日々一つ見て、たんのうしてくれ。日々いかなる事もたんのう。

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