明治二十八年七月十五日
中河分教会副会長田中松二郎本宅出火に付事情願
さあ/\だん/\事情を以て尋ねる事情、一日の日に余儀無き事情尋ねる。後々皆皆事情という。まあ一時の事情、何たる事と思うであろう。なれど、よう教え直して事情さあ/\抜かれん事情はすっきり心を取り直して、何程事情、何がどういうさしづまでいんねんであろうか、中に中々の中にある。どんな事情、いろ/\続いた事情、代々事情、いかなる事、どういう事、よう思え。長らえての事情、いついつまで楽しみなる楽しみが無い。事情こんなさしづ皆どんな事情も世界にある。一時の事情思い直して、だん/\これからいつ/\まで通り抜け。何も事情思うやない。先事情に治めるよう。