明治二十八年七月十四日
芦津部内西宮支教会高橋、橋本両人の事情に付、桝井伊三郎、永尾楢次郎両名出張願
さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\一度ならず二度ならずの事情、どういう事も治まりてこそ道と言う。遠く所だん/\尽し運んで戻るや否や、やれ帰ったか、やれ戻ったかと言うてやってこそ行た甲斐もある。又やった甲斐もある。帰っても一つの理の治まりたる所へ入られん、寄られんというような事では、道とも弘めとも言えん。この事情大変の理であるから、一つ事情運んでやるがよい。
同時、押して今日より出立致します
さあ/\それは道のためという。こうと言えば、それは十分の理に許し置こう。さあ/\それは道のためという。こうと言えば、それは十分の理に許し置こう。