明治二十八年六月二十一日
上村吉三郎身上願

さあ/\尋ねる処/\、これまでに何度々々幾度事情なれど、道無き一つ道と言う。一日なりと/\楽しみ/\よう/\の事情、これから長らくと言う。一時以て不足なると思う処、めん/\心一つである。有るも一つ無いも一つ。心事情と言う。これ一つ諭し置こう。心まで身の内不足、世上事情あるによって、早く事情運んで、事情はめん/\有るも一つ無いも一つ。これ一つ発散したなら又一つ事情、これだけ諭し置こう。

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