明治二十八年五月二十八日
上村吉三郎家内目の障りに付願

さあ/\尋ねる処、身に一つ心得ん事情いかなる事であろ。尋ねる処一つ事情、一つ事情よう聞き分けてくれにゃならんで。まあ一つ所/\、幾重事情ありて/\目に見て一つ心、見ずして一つ心、この事情一寸分かろまい。身上理から一つ/\改め。どんな事も分かる。よう聞き分け。身上事情ありて尋ねる。こういう事どうと断じるまで。めん/\事情は、数々ありて見難くい事情明らかするが事情、事情を以て一つ聞き分け。身上の処なれど/\、あれど、まあ暫く/\尋ねる。まあ案じる事要らんというさしづ及んだる処から聞き分け。これからどういう事も、めんめん不自由厭わず、人の不自由思い、これ治めて未だ/\と言う。身上案じる事要らん/\。内々事情一つどうやろう、うっとしいという処改めて、諭したる事情はいつ/\までも同じ事。よう聞き分け。案じる事要らん/\。

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