明治二十八年三月十八日午後八時
刻限(本席島ケ原より御帰りの晩平野楢蔵目の障り願の前)

さあ/\やれ/\、あゝやれ/\。さあ/\一時も帰るを待ち兼ねた/\。事情の話暫く事情を諭すから、落ちの無きよう十分書き取って、十分の心を治めにゃならん。筆が揃うたら話し掛ける。今晩の話という。事情諭すから、落ちの無いよう付けて貰わにゃならん。これまでだん/\事情つかえて/\、一度速やかなる諭しとうてならなんだ。一日々々と勤めて居たから控えて居た。十分の心から、理を以て一寸連れて居た処から話す。所々国々十分の理が治まって、心の理を運ぶ。連れて居た見せた。これから話し掛ける。どういう事情諭すなら、皆んな尽してくれる中に、誰々とも言わん。成程尽して居る中の理によって、これだけの道、大きい話してある。さあ/\上からするやら下からするやら分からん。身上に障りという。身上に障りあって尋ねるから、一寸諭し掛ける。これから一つの話するから理は間違わん。取り混ぜの内に一二三と印を打つ。これまで世上という、世界という、あくたもくたの道。中にも心に変わらん者もある。これは一つの話。これからだん/\話する。これまで長い道すがら、長々話どうなりこうなり、所々には真実の理を治め掛けたる。皆治まる。治まってあるのは、誠があって治まる。中にはどういう処もある。これから一つ尚も/\改めた上も改め、何でも改め。大抵始め掛けるが一、一と言うたら二が後になる、三はもう一つ後になる。世界あくたもくたの中、万に一つも/\世界悪風悪説、この理が会うたら何にもならん日があろう。よう/\往還あれど、崖道通らんならんような道があってはどうもならん。もう話しようかと思い/\、よう/\越して来た。意見しようと思うても、意見聞かんと言う。これが一つの初め。澄んだ道から澄んだ心が鏡やしき。澄み切ったもの、曇りあっては世界映ろうまい。少しでも曇りあっては、世界は丸曇り。まあ/\/\と言うて聞き捨てた。日々に守護あればこそ、尽しただけの理がある。ならん中からこゝまでという。もう一つ世界映そうと思えども、裏も表も曇り無き鏡拵えねばならん。言う事も一つ、聞く事も一つ。これが曇りの端である。これから又一つ事情、これから一つの事情、一二三と言うたる。これから二と言う。にっこりしようと、はあと言おうと、たった一つの曇り、さあ晴らしてくれにゃならん。台になって晴らしたら、皆晴れる。身の障りという。よう聞き分け。これより手柄さすで/\。さあさあしっかり定めるなら、一時に晴れる。それ世界すっきり晴れる。たった一つの聞き分けという。心にやめようと行こうと、たった一つの心。さあ聞き分け/\、聞き分けにゃならんで。さあ/\変わる/\/\/\、多くの中、世界の中、信者信者と言うて日々連れて帰る。改める心の磨き。濁り言葉は無けれど、心に濁りありてはどうもならん。通るに通れん。あちらへ出越す、こちらへ出越す中に、真実信者に聞こえたら、どうするぞ。俺が/\と言うたて、澄まさにゃならん。皆んな中に上から澄ませ。空から澄ませば、皆晴れる。上から濁れば、はた曇り真っ暗がり。若き中内々の処、何度々々の詫び言。罪に落そうと思う。何度々々澄ませ/\。始め掛けたは、何以て始め掛けた。四方正面の理を以て澄まし掛けた。よく聞き分けてくれ。どれが悪いこれが悪いは、数々の中言えん。通りただけは心にある。手柄さすで/\。曇り洗い切る台とも言う。手柄さすで/\。さあ/\高い所に濁り、一寸には数えられん。何とも一寸には現われん。もう一寸手が足れば俺も磨こうと思えども、高い所は手が届かん。よう聞き分けたら、何にも不足は無い。誰も/\長う通ろというは皆同じ事、よう聞き分け。一寸速やか心という理改めたら出世々々。それ/\の心も改めるやろ。これではなあと、道を切ったる者もある。十分の道具めかえ/\。さあ/\一寸に見えん/\。さあ/\手柄々々、手柄さすで/\。さあ/\明日日から話に掛かり、どうなるも思う処、日日照らしてくれ。どうでもこうでも道、心の理に曇りありてはどうもならん。行くも一つ帰るも一つ。みす/\の理というは、どうも治めるに治められん。出るも帰るも見んという理は、これまで楽しました甲斐も無いわい。ウワヽヽヽヽヽヽヽ
押して願
さあ/\身の内の障り、痛み悩みは神の手引とも諭したる。さあ/\楽しめ/\。心の理は受け取りてある。こうと言うたらこうという理は見定めてあるから、第一の道具、一名からこうと言えばどうでもこうでも止めて見せる。台に成れ/\。幾名何名の中でも思うように行かん。よう聞き分け。それ/\談じ合うてくれ。これまで何時どう成るともどういう心に成るとも、分からなんだ。教祖の陰神様の陰や。どう成りても構わん。ついの一つの事情、長いとも短いとも言わん。歎きの言葉も聞いたであろう。年が若い者、又候々々と言うて何にも兆しも無く、心に無き者まで皆煩わした。そのたった一つの理皆改めさすから、俺は何もした事は無いと言う者もあろう。これだけ諭したら十分の諭である程に。さあ/\身の内の障り、痛み悩みは神の手引とも諭したる。さあ/\楽しめ/\。心の理は受け取りてある。こうと言うたらこうという理は見定めてあるから、第一の道具、一名からこうと言えばどうでもこうでも止めて見せる。台に成れ/\。幾名何名の中でも思うように行かん。よう聞き分け。それ/\談じ合うてくれ。これまで何時どう成るともどういう心に成るとも、分からなんだ。教祖の陰神様の陰や。どう成りても構わん。ついの一つの事情、長いとも短いとも言わん。歎きの言葉も聞いたであろう。年が若い者、又候々々と言うて何にも兆しも無く、心に無き者まで皆煩わした。そのたった一つの理皆改めさすから、俺は何もした事は無いと言う者もあろう。これだけ諭したら十分の諭である程に。

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