明治二十七年十月二十三日
植田長三郎長女ならを二十一才身上事情願
さあ/\尋ねる事情は、余儀無き事情であろ/\。尋ねるまでの事情というは、これまで皆聞いて一つ事情、尋ねる事情であろまい。よう聞き分け。一時あちらこちら理を結んだる処、治まりたる処、心の理によって一時余儀無く事情、大いに一つよう聞き分け。身上に一つ体内安心ならんような事情、よう聞き分けにゃ一時分かり難ない。先々こうなる事情、よもや一つ事情、いんねん諭す事情から理を治めて、心という理を治めてくれるよう。