明治二十七年九月三十日
村田五良平四十五才足の痛みに付願(城島分教会役員)

さあ/\尋ねる事情/\、さあ身に一つ事情、どうも心得ん事情尋ねる。尋ねば、一寸一つさしづ事情して置こう。身の内心得ん。一時一つの事情とは更に持たず、身の内不足、日々困る処案じる処、たんのう出けやせん。なれど、よう聞き分けば、たんのうという。たんのうというは、堪いられん中に、なか/\出けやせん。なれど、よう聞き分けるなら、一寸あら/\分からんであろまい。これまで何も分からなんだ。年の回ぁりと言うて了た。よう聞き分けば、たんのう分からんやない。これまで話聞いて、あら/\分かりてある。いんねん諭して居る。世界に諭して、内内知らず/\間のいんねん聞き分け。又一つ、これだけの事情という処、理によって、他に事情不自由、世界事情何と思うやろという処、心に浮かべば、又話事情分かれば、何たるいんねん。遠く所は話に聞く。近くは見るであろ。よう聞き分け。身にたんのう。人間一代、長いようで短い。よう聞き分け。身上一つ一寸に行こまい。なれど、理が治まれば、事情によって一寸事情、よう聞き分けねば、分かり難ないで。

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