明治二十七年五月二十一日
徳本伝太郎長女はな十九才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\尋ねる事情身上の事情尋ねる処、何程どうすれどいかん/\。身上の事情これいつ/\までも同じ理。どれだけ願い、何でもと言うて運ぶ。なれど、一時些かなりという処尋ねる。尋ねば一時聞き分け。一時事情は大層であるで。大層は大層の理を運んで、内々もちっと諭する理持たにゃならん。一時なる理とは持たれようまい。一時どれだけという、これまで折角という理持たず、いんねんのなる事という理聞き分け。これより内々事情諭し置こう。

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