明治二十七年一月五日
日下伝蔵身上願(那賀郡)

さあ/\尋ねる処/\、身に事情がどうも心得ん。尋ねる。いかなる事であろう、どういう事であろう。事情諭すれど、どうも速やかならん。とんと分かろうまい。まあ一つ事情一時どうとはないなれど、だん/\迫る処、いかなる事情も取り替え。それ/\道から悟らにゃならん。何程尽し方、ほんそうと思えども、運ばん。諭すれど、受け応えの処、事情ついての事情々々心の事情あろう。人について明らか伝えてやらにゃならん。人に計りて諭して行かなゝらん。人に計りて諭して行かにゃ、道も人を見て人を取らず、事情世界事情から諭して、事情は大層であろなれど、一時どうでない。早々事情聞きようで直ぐやろ。取りようで速やか分かる。これだけ諭して置こう。

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