明治二十七年十二月二十二日
増野正兵衞目の障りに付伺
さあ/\尋ねる事情/\、どうも日々心得ん/\。事情尋ねる処、これまで内々事情運び来たる処、一時どういう事も、掛かりと言えば皆掛かる。心に掛かる処は一つ事情了うて運んでみよ。心に掛かるから身に掛かる。
押して、心に掛かると仰せらるゝは、喜市に家内を貰い母の安心をさす事でありますや
さあ/\掛かる処、皆掛かる処であろう。まあ、一日も安心さしてやるがよかろう。さあ/\掛かる処、皆掛かる処であろう。まあ、一日も安心さしてやるがよかろう。
押して、お光を喜市の家内に貰う心得の願
さあ/\まあ心当たりの処、事情成るだけの心を運んで治まれば、それは運んでやるがよかろう。さあ/\まあ心当たりの処、事情成るだけの心を運んで治まれば、それは運んでやるがよかろう。