明治二十七年九月十二日
芦津分教会部下笠岡支教会の事情に付永尾楢次郎、桝井伊三郎両名出張の願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\一人のためにこういう事になりて、皆心に楽しむどころやない。日々積もる処程よう聞き分け。何でも無くば何でも無い。なれど、心に発散せんというはいつ/\まで、一つ心に言わんように思う。一つ善い処事情、それは善いなれど、事情重なり/\の理を取りて勤めとは言えまい。たすけとは言えん。早く諭してよう聞き分け。兄弟の中に罪を持って兄弟と言えん。どんな所でも心に曇れば成るよう成らせん。事情諭して万事取り扱え。一つの心に寄せてやるがよかろう。
押して、本日よりやらして貰いますと願
さあ/\万事の所、解きほどきして、速やか治めてやるがよい。治まらん所治めてやるがよい。さあ/\万事の所、解きほどきして、速やか治めてやるがよい。治まらん所治めてやるがよい。

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