明治二十七年九月六日
諸井ろく身上願
さあ/\尋ねる処/\、いかなる事と思うやろ。事情重なる/\。一つ二つ重なりたる。前々事情成る成らん事情改め。事情それ/\と言う。重なる事情、又候であろうと思う処聞き直し、国に初めていかなる事掛かりと言う。どういうものでありて皆いんねん。成るべ行くべ通りたる。世界集まりてとんとなあ、まゝありて中にあちら欠けこちら欠け皆思う処、日々足ったる。又候々々見て思うた日あろう。よう聞き分け。子供という、どういうものでありたであろう。些かであろう。これから先、日々道栄えあれば、どういう事も治まり居る。内々とんとなあ、すっきり思うやない。何も案じる理無きものなれど、長い道筋なら、あちらこちら理であろう。よう聞き分け。めん/\道を、人が道と思えば、余儀無く事情出さねばならん。内内皆々治まりあろう。あれもこれも分かり難ない。一つ小人たる、たゞさづけ道ありて立つ処、世界治まりてあろう。よう聞き分け。千日三年通れば、誰に気兼無い。三年千日これ治めて、世界明るく成りたら、めん/\明るい。人の明るい事は、めん/\の事。身上一つも案じる事要らんで。