明治二十七年八月八日
村田おいゑ身上願

さあ/\/\尋ねる処、身上に一つ事情起れば、何であろう/\と思うであろう。よく/\この事情も諭し置こう。何も思わくもあろうまい。今一時の事情でもあろうまい/\。さあ/\何も思う事はあろうまい。事情よく聞かせ。身上々々に理をあろうまい。なれど、どうもならん。長い短いと言う。身上に一つ不足なりたる処、明らかなる処も一寸運んで、大切に思案さして、事情多く聞かせ。これ事情々々聞き分けて楽しみ/\/\、これ理を諭し置こう。さあ/\事情と言う、余儀無き処と言えば、どうであろう/\と案じるであろう。一つの理も案じる事は要らんという理を聞かして、一つの理の安心を諭してくれるよう。

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