明治二十七年七月九日
刻限御話(事情済みの後にて)
さあ一寸一言尋ねる。言葉の理を諭する。事情だん/\重なれば、だん/\楽しみの道を運び来たる。どんな事情も運び来たる。又先々遠く所の間違い、どういう事もさしづを以ていかなる理も治まり来る。よう聞き分け。よう聞き取れ。日々の処切り無しに運んだる。心さえ勇んで運べば、こうと言えばこう、勇んだ心なら何も言う事要らん。今日々々と言うて居る。内々あれも困るこれも困る。皆それ/\早く事情にたんのう。何の案じも無いと言う。安心一つの日を待ち兼ねる、ともさしづして置こう。