明治二十七年七月六日
堀内与蔵子息吉太郎十九才身上願
さあ/\尋ねる処/\、さあ尋ねる事情/\、身に事情尋ねる。尋ねにゃ分かろうまい。よう事情聞き取れ。一年でよき事も、三年五年掛かり、一年三年五年、一年こうと言う。よう諭してくれ。聞いた処でない。道の道すがら聞きても居る。知らず/\分からせん。めん/\心の理に潔う暮らす。一つの理、同じ暮らしながら、ずつない/\暮らす。めん/\分かる。ずつなき通りよき、潔うめん/\聞き取って、若き事情先長い楽しみ、これまで道すがら、事情聞き分けて、働く事情尽す事情と言う。身は自由。先長く事情、先の長い事情は、先長く楽しみと言う。これ一つ聞き取ってくれるよう。