明治二十七年六月二十七日(陰暦五月二十四日)
山沢ひさ身上熱ありのぼせに付願

さあ/\尋ねる事情/\、身上に事情ありたなら尋ねる。身上事情いかなる事思い掛け無き一つ尋ねる。いかなる事も、聞き分けにゃ分かり難ない。身の切なみから、一つ事情皆これ大抵聞いて居る。その場/\皆見て居る。よう聞き分け。まあ内々どうであろう/\、内々案じばかり事情。よう聞き分け。案じてはならん。道の道ありて事情よく事情、聞き分け。成るも一時成らんも一時、よう聞き分け。身の処不足なる処思うやない。又、不足ならせにゃ何も思うやせん。よう聞き分けにゃ分かり難ない。皆長い年限聞き分け。いんねん聞き分け。これ一つ諭し置く。先々理は要らん。その日/\理以て日々と言う。よう聞き分け。身は案じる事要らん。

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