明治二十七年三月十日
永尾よしゑ身上に付願(眼の障り)

さあ/\尋ねる処/\、身上に事情いかなる事一寸はよいか又よいか、あゝこれはと思う。事情どういう事情、数々事情重なりてある。早く聞き分けてくれ。万事一つ今一時内々事情、どういう事も届く事も届かん事もある。十分と思う日もあれば、これはと思う日もある。一寸の処暫くの処、一時皆な一つの心で賄いとも言う/\。まあ一寸暫く間取り決まりもあら/\。だん/\日が経つばかり。身上は案じる事要らん。又心掛かり一つの話一つの仕切り、さあ/\事情暫く内々事情取り決まり、取り締まりてくれねばならん。内々兄弟一つの事情、どういう心も思わんよう、よく聞き取ってくれ。

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