明治二十七年三月五日夜十二時
増野道興二三日前よりだん/\目が塞がり願
さあ/\尋ねる処/\、不思議なる事思い掛け無いと一時思う処、尋ねる事情前々以て知らしたる。身上に掛かりたら尋ねるやろう。さあ/\めん/\一人ずつない目は、めん/\一人とは思うな。このやしきどれだけ勤めようと思うても勤められん。誰がどう言うてもこう言うても、このやしき神が支配して居る。暫くの処は、万事踏ん張ってくれねばならん。さあ/\前々踏み込み急いで掛かりた事情、どうこう言い/\治まった処を見れば、神の支配の証拠とも言う。皆言い/\でも治まりてある。道の理から聞き分けるなら、兄弟々々の中の兄弟、退くに退かれん、切るに切られんいんねんとも言う。一日の日に生涯の理を定め。所を立った時の事情、尋ねた時のさしづは生涯とも言う。これから先長い間、なか/\心配、一寸誰がどう言う人があると言うは、知らず/\の理とも言う。なれど、言い/\の中に出けて来る。神が表へ出て珍しいたすけをする。皆他人と言う。他人を寄せて兄弟一つの理。神が日々使うて居る。神が支配をして居るやこそ治まってある。神が支配せねば一年やない、半季やない、三十日やない、治まるものやない。よう/\世界道とも言う。もう固めたるから崩れる事は無い。ずつない事はふし、ふしから芽を吹く。やれふしや/\、楽しみやと、大き心を持ってくれ。
さあ/\皆んなそれ/\伝える処は一つの理、同じ理に諭しありたと、互い/\話し合うて、いつ/\一つの理の話とも言う。