明治二十七年三月五日夜十二時
平群郡生駒村川久保重□長男鐵蔵二十四才願

さあ/\/\尋ねる事情、さあ/\尋ねる事情、縁談事情々々々々、もう縁談という処それからそれ、だん/\難しい中、話しやい事情思う事も思いやい、運んで一つ縁談一条の理、このやしき親子諸共伏せ込んだる。どうでもこうでも出るのやない、出すのやない。話々聞き分けたる理だん/\聞き分け。速やか治まるなら委せ置こう。
押して、あちらへ繋ぎにやるものか、こちらへ繋ぎて下さるものか願
さあ/\尋ね返やす処/\よう聞き分けくれ。理を外さんよう/\、理を以て十分話し掛けてくれ。理を外してはどうもならん。又候々々ようこれを聞き分け。難しい事言うやない。どちらへどうせにゃならん、こうせにゃならんとは言わん。前以て話し、前以て片付けと言う。心組という理、年限は十年と日を切って、何ぼ日に戻りて来た。十年というは長い。もう十年はたゝ何ぼ日の間事情あるから、一寸理を結びにやった。どうでもちゃと見て置いた。急いで/\ならん。事情急ぐから引き戻した。戻る中に、重に芯になって、あちらもこちらも頼り/\働いて居る。伏せ込んだる者出ようとも言えようまい。出る心になろまい。これから一つ話し掛け。それでも/\行く/\と言えば、世界と言う。その心に委せ置く。さあ/\尋ね返やす処/\よう聞き分けくれ。理を外さんよう/\、理を以て十分話し掛けてくれ。理を外してはどうもならん。又候々々ようこれを聞き分け。難しい事言うやない。どちらへどうせにゃならん、こうせにゃならんとは言わん。前以て話し、前以て片付けと言う。心組という理、年限は十年と日を切って、何ぼ日に戻りて来た。十年というは長い。もう十年はたゝ何ぼ日の間事情あるから、一寸理を結びにやった。どうでもちゃと見て置いた。急いで/\ならん。事情急ぐから引き戻した。戻る中に、重に芯になって、あちらもこちらも頼り/\働いて居る。伏せ込んだる者出ようとも言えようまい。出る心になろまい。これから一つ話し掛け。それでも/\行く/\と言えば、世界と言う。その心に委せ置く。

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