明治二十一年六月六日
清水与之助東京出立帰宅の上伺
さあ/\世界理は十分の理である。神一条事情は五十年以前より、学者がしたのでもない、文字から出来たのでもない、知恵より出けたのでない。さあ/\聞いても居るやろ、見ても居るやろ。何も無い処より始め出来た道。何でも彼でも通らにゃなろうまい。通すで。知らんは一度より無いで。程無う間は無い。しっかり伝えにゃならん、通さにゃならん。何にも知らん者が皆国々へ弘めさしてある。まあ言うて見よなら敵や。敵が国越えて弘めさしてある。一度伝える、成程、二度伝える、成程、と思うで。皆真実分かり来るのやで。