明治二十六年十月十四日
宮田善蔵内々の事情願
さあ/\尋ねる処/\、年々にいかなる事と思う処、これも余儀無く事情なれど、成程という理も治めてくれにゃならん。今年という年が越してという。元々事情精神定めて、いかなる事も治め掛け、よう/\治まり掛け、一時どうしたならよかろうと思う。思うは理である/\。又一つ事情、これから先事情という。これだけします、どうしますと言うは心の理に治め。運ぶだけ運ばれるだけ、尽すだけ尽されるだけ、仕切ってこうと言えど、運ばれねばどうもなろうまい。尽されるだけ/\。この事情にて治めてくれるよう。