明治二十六年九月二十六日
深谷徳次郎身上願
さあ/\尋ねる事情/\、身上がとんと心得ん/\事情尋ねる。尋ねば一つ事情諭しよう。他に心得んは身に心得ん/\。めん/\一つ事情、これ一寸取り難くい。他に聞き難くい。一寸早く取り替えて、一時成らん/\思う事情、早く尋ね、早く悟れ。何も難しい事言うて大望なれど、大望大層なれば、大層一つ集まる/\。皆事情一つ運ぶ。運ぶ理であろ。又一つ諭し、諭し理である。これ聞き分け。身は案じる事要らん。何か聞き分け。諭する/\。諭すれば、まあ一つ理が治まる。理が治まれば、身上が治まる。これからめん/\身が心得ん。それ集まる処/\、日々と言うてあろ。いずれ/\又理がある。よう聞き分け。白きもの白きと言えば、一時そこで難しい。諭し難しいければ、身が難しいという。めん/\心持たず、これ聞き分けてくれるよう。