明治二十六年九月二十六日
浅田徳二郎辻いそ縁談事情願

さあ/\尋ねる事情/\、さあもういかなるも分かりてある。どんな事もどうであると思やん要ろまい。どちらにも分かりてある。皆こうと知りた理あるまい。あちらからどうがよかろ、こちらからこうがよかろ、運ぶ身の治まり/\一つ知らん。知らんやあろまい。分からんやあろまい。こうと治まり取りて、随分理随分治まる。皆深き中、深き事情、こうという事情委せ置こう/\。

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