明治二十六年四月十八日
片岡吉五郎五十八才身上願(兵神分教会庶務係)
さあ/\尋ねる事情/\、身の処にて、重々心得んと尋ねる。尋ねるからは、一つの理諭し置こう。事情いかなると思う。事情大層運ぶ。一時事情でない。なれど、大層々々々々。いかなる理諭す。これまで運ぶ尽す中になあ、と持たず、心に思わず、これ聞き分け。これまで、どんな事も聞いて中に、何故いう理どうもならん。分からん事情一寸と言う。なれど大層。万事明らか事情という理で、それより又事情という。これ一つ諭し置くによって。