明治二十六年十二月十一日朝
事情願済みし後、引き続きて御話あり
さあ/\一寸事情ある。話々一つして置かんならん。もうこれだん/\幾らでもどれだけでも、動かれるだけ、だん/\動いてくれ。動けば、何ぼうでも動かれる。さあ/\、忙しい/\。忙してならん。朝も早ようから夜も掛け。これまで話伝えたる。一寸掛かりた。そこで急がしなる。何ぼうでも急がし/\。何ぼう運んでも、身上障り無く、日々勇む。日々急がしなる。誰に遠慮気兼無く、これまで伝えたる。その道近寄る。日々嬉しや頼もしや。よう聞き分けて治めにゃならん。どんな理も分かる。そこで席急ぐ/\。自由自在して置く。違う事さらに無い。これまで誠事情の道、いろ/\聞き、通してある、どんな道も通してある。その代わり道明らか。何処から言うても、自由諭し掛ける/\/\。運びさあ/\急がしい。たゞ遙々早く戻りたい。自由自在聞いて来たと、満足の道今にある程に。聞いて置け。