明治二十六年十二月六日
本席御側へ本部の内一名ずつ交代出勤する事願
さあ/\事情を以て尋ねる処、その事情という。さあ/\まあ一寸には大層のようなものや。なれどこうという理運んで、一つ心の理の集まりたる処は受け取る。
押して、前川喜三郎替わりに山田吉之助出勤する事願
さあ/\尋ねる処、これまでの処二人、十分の理を運んだ処、又一人替わると言う、それは替わりてもよい。なれど、そうしてこうしてという処は、十分に受け取る。さあ/\尋ねる処、これまでの処二人、十分の理を運んだ処、又一人替わると言う、それは替わりてもよい。なれど、そうしてこうしてという処は、十分に受け取る。
引き続きて女中増井りん煮炊きの事情願
さあ/\だん/\の事情、それ/\尋ねる。一時どうとは言わん。一寸暫く前以て運び掛けたる処、談示取り決まる処、それ/\こうという処に委せ置く。さあ/\だん/\の事情、それ/\尋ねる。一時どうとは言わん。一寸暫く前以て運び掛けたる処、談示取り決まる処、それ/\こうという処に委せ置く。
左様ならば今日より出勤する事に取り決めます
さあ/\もう同じ事、一寸暫くは何言うても一寸の治まり、一寸の事、万事取り決まり出来ようまい。なれど放って置く事も出来ようまい。暫時の処これまで事情以て治めてくれるがよい。さあ/\もう同じ事、一寸暫くは何言うても一寸の治まり、一寸の事、万事取り決まり出来ようまい。なれど放って置く事も出来ようまい。暫時の処これまで事情以て治めてくれるがよい。
引き続きて御話し下され
さあ/\一寸事情諭して置かんならんで。これから一つの理に諭す。第一理心に持って治め。遠い所近い所は言わん。日々運ぶ尽す理を受け取りて日々守護と言う。それ/\澄んだ者なれば遠い近いは言わん。何ぼ遠うても心の理によりてその場生まれたも同じ事と諭し置こう。万事互い/\よう聞いて/\居るやろ。聞いたら道を違わんよう、違わさんよう。違わしては何にもならん。心に違う理がすっきり嫌い。鏡やしき取り扱い四方正面という心。罪はならんで。取り扱いの処治まりてないから罪出来る。心罪無いよう諭してくれ。毎夜々々の理に諭してある。なれど、めん/\理を拵え、裏と表との事情がどうもならん。善き事も悪き事も裏表、取りよう聞きようによりて理が戦う。こそ/\話はすっきり要らんで。直ぐと/\大きい声で話し、陰々の話は要らん。こそ/\話は二人の心は治まる。なれどもう三人との中は治まらん。よう聞いて置け。
たゞ一言に聞いても分からん。内らの中何人居る。長らえてどうなりこうなり月々の処、年々の処、立って来てある。心安いは言うまでやない。あちらこちら心に持っては要らん。兄弟の中/\と言うても、中に兄弟の理がある。ぼそ/\話はすっきり要らん。世上の理世界の理は心に治めて話もせにゃならん。内々気に済まにゃ済まぬよう明らか話もせにゃならん。中に跨り要らん。心変わる理あろうまい。なれど、日々理を拵える。皆んな揃うた中で話して置くからぼそ/\話は要らん。ぼそ/\話はろくな事や無いと思え。誰彼言うやない。そのまゝ直ぐに諭してくれ。こそ/\話は罪を拵える台とも諭し置こう。道が大きい成るか。さしづ以てすれば違わん。一名はどうであろう、と、これは思うやないで。しっかり聞き取って皆心に持ってくれるよう。