明治二十六年十一月九日
上田いそ身上願

さあ/\尋ねる処/\、まあ一寸には尋ねにゃ分かろうまい。先ず/\心一つよく聞き分け。いかなるさしづ、これまでだん/\事情以て諭したる。今日に一ついかなる事、又内々一つどういう事と皆思う。思う処聞き分けにゃ分かり難ない。事情にてはいかなるもあろう。一つ他にあろう。他に一つ心湧くであろう。他に一つ些か持たず、万事聞き分けにゃ分かり難ない。他に一つ心要らん。他に心持てばこれまで運んだとは言わん。今一時尋ねる身上、世界同じようなこれ取り直し、悠ぃくり事情/\、一つ心安心さし、頼り/\内々一つ事情、これ第一暫くたんのうさして、夜昼たんのうさして、それより長く聞き分けるよう。

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