明治二十六年十月三十日
増野正兵衞十日前より口中の上口が荒れ、又腹の上の方痺れるように付願
さあ/\尋ねる事情/\、尋ねる処、身の処に心得ん/\。尋ねる事情は案じる事要らん/\。身が案じる事要らんが、何か事情よく聞き分け。どういう事も皆掛かりて来る。掛かりて来れば、皆それ/\改めて片付け/\。あちらこちら思う処、かえって思い掛け無き事、つい/\心に掛かる事情、日切りもあろう。身上からさしづあったと運んだる処、万事片付けて一つ思わくあろう。事情も片付けて、又事情知らす。これ一つさしづして置こう。よう聞き取りて置け。