明治二十六年十月二十二日
永尾楢次郎の内守の事願

さあ/\尋ねる事情、もうそういう事はさしづまでのものである。なれど知らず知らず道の者すればどういう心である。暫く内々引き入れて家内同然、事情知らず知らず事情成るだけ事情、何も難しいようなもの、話のようなもの、これ第一。そこで難しい怪しいなれど、一々心に持たして心にするは第一、間に合う間に合わん言うて了えばそれ仕舞。なれど見分けるは道の事情、又いんねん伝えての事情である。先ず暫くどうこう改めずして、心治めてやるがよい。

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