明治二十六年十月二十日
村田すま身上願
さあ/\尋ねる処/\、さあ/\これまで何度事情一寸事情、何度事情さしづ何度重ね/\及んだる。案じ無きは案じ無きと言う。早速鮮やか/\と言う。これまでだん/\日々通りたる。又一つ事情、一時尋ね返やす処、身上事情何ぼうでもならん/\。尋ねる処、身上不足ありてはどれだけと思えど、日々計り難ない。心に実変わりた事あろうまい/\。一寸取り決まりて一つ事情、だん/\事情取り決まりて又変わり、だん/\何ぼう掛かり掛けた処が、一つ戻りて内々十分聞けば治まりたる。又運ぶ中/\難しい。何故難しいなら、一つ善ければ又一つ、二つ善ければ又一つ、この理分かろうまい。入り込んでいつまで尽そうと思えば、下々理。第一何程運ぼと思えど、十尽して一つ戻ればそうや。尽し、善き事は一寸に映り難くい。悪き事は世界に映りよい。又一時善きと思えば、又々又余儀無く事情尋ねるから一つ諭そう。長くと言えば道々理あろう。又仕切りて事情と言う。何度事情の事長い間、一寸もなあ事情にて、一寸うっとしい。そこでよう聞き分け。十分鮮やか。何でも一つ台と言う、又ひながたと言う、心掛けに諭し置こう。よう聞き取りて、頼り無いと精の無い事と思う事要らん。これ一つよく諭し置こう。
押して、取り決まりてこうという理願
さあ/\尋ねる/\。尋ねば一つ又事情、さあ/\何がいかん、彼がいかん。一つと言うたら又と言う。二つと言うたら又世界人々尋ねる。又思う理は皆世界にある。その事情から又話取り次ぐ/\と言う。日々運んで重ね、だん/\治まり来た。一時尋ね返やす。今日の日はどうではあろうまい。日柄余程事情、見難くい処あろう、出難くい処あろう。世界事情運んで、急いで道を道に取って、一時案じる事要らん。世界第一、日々何ぼうある分からん。尋ねる。聞く/\。皆世上に知ってるによって、これ聞き分けてくれるよう。さあ/\尋ねる/\。尋ねば一つ又事情、さあ/\何がいかん、彼がいかん。一つと言うたら又と言う。二つと言うたら又世界人々尋ねる。又思う理は皆世界にある。その事情から又話取り次ぐ/\と言う。日々運んで重ね、だん/\治まり来た。一時尋ね返やす。今日の日はどうではあろうまい。日柄余程事情、見難くい処あろう、出難くい処あろう。世界事情運んで、急いで道を道に取って、一時案じる事要らん。世界第一、日々何ぼうある分からん。尋ねる。聞く/\。皆世上に知ってるによって、これ聞き分けてくれるよう。