明治二十六年十月十六日
諸井政一、一度国元へかえる事の願
さあ/\尋ねる事情/\、身上に一寸心得ん。どういう理である。なか/\の間と言う。どういう事情、あちらの事情聞き、こちらの事情聞き、身上こう迫る。どうと思う。身上案じる事は要らん、案じてはならん。一度国元と言う、久し振りと言う。これも一寸暫く、一寸戻りて国にも久しいなあ、これも理。一寸四五日、又五七日悠うくりと、心置き無う一寸戻りて、一寸心で暫く許し置こう。
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さあ/\尋ねる事情/\、身上に一寸心得ん。どういう理である。なか/\の間と言う。どういう事情、あちらの事情聞き、こちらの事情聞き、身上こう迫る。どうと思う。身上案じる事は要らん、案じてはならん。一度国元と言う、久し振りと言う。これも一寸暫く、一寸戻りて国にも久しいなあ、これも理。一寸四五日、又五七日悠うくりと、心置き無う一寸戻りて、一寸心で暫く許し置こう。