明治二十六年十月十日
中山たまへ御身上御伺
さあ/\尋ねる処/\、さあ/\どんな事でもこんな事でも尋ねにゃ分からせん分からせん。今日の日どんな事も世界分かりてある。一つ/\尋ねて治まり、尋ね理から治まり付いたる、この事情聞き分けにゃならん。どういう事も聞き分けにゃならん。又一つ身にせえて/\心に案じる。案じる事要らん。心得にゃならん。さしづ又刻限という/\、刻限のさしづに外れる事は無い。なれど取りようで外れる。外れる外れん/\これ聞き分け。長い間の道すがら、皆心持ってこれよりだん/\多くの人出て来る。重なる/\。聞かにゃならん。重なる/\、強く/\道付く。一寸聞き分け。めん/\心これより先どうでもこうでも伝わりゃならん/\。どういう事と思う、日々と思う。だん/\道の次第/\、日々何も思う事要らん/\。それからそれへいよ/\、それからそれへいよ、これ治めば治まり来る。よう聞き分け。身上不足とは必ず思わず、さしづ詰んで来る/\。そこで身にせく/\。身上一つも案じる事要らん。