明治二十六年九月二十三日
本席身上少々御障りに付願
さあ/\尋ねる事情/\、身上にさあ/\、日々の処、さあどうでもこうでも運ばにゃならん、運ばさにゃならん。なれど、事情によって取り扱え。余程気を付け。気を付けにゃならん。どういう者出て来る/\。一つ心それ/\出るであろう。なれど事情そうではない。中にどういう理、それも一つ、今日身上切なみ運ぶ処、日日一席二席と、筆も運ばにゃならん、運ばさにゃならん。日々運ばして一席二席、中にはたゝき/\、日々詰むで/\どうもならん。もう一席特別々々働く処、そこで身体とんと疲れる。日々の処不足無し運ぶ処、不足無し運ぶ中に、とんと今日どうであろう/\皆思う。そこで一寸諭そ。忙しくなりたら切り無しと言うて諭し、事情もう一席/\、言わずして席心だけ運ばす。遅い早い言わん/\。一日の日、今日も/\、席から念じて十分治まる。その中皆治めて行かんならん。暫く席の心配に留まりたる。よって、その心で運んでくれるよう。