明治二十六年九月二十二日
北分教会伊藤半七三十一才身上願

さあ/\尋ねる事情/\/\、身上さあいかなるも尋ねるであろう/\。尋ねば一つ理を諭し置こう。よう聞き分け。事情遠く長く間、事情運んでよう/\の理を見て、だん/\という事情見て、日々思えば又一つ理を拵える。思い出す。よう聞き分け。なか/\の道、ならん中難しい道通りて、よう/\と思うは心であろう/\。聞き分けば分かるであろう。尋ねる身上一条の理は、案じる事要らん。案じずして、日々精神定めて、いつ/\まで楽しみ、一つ心に持って事情、日々晴れる日もある、曇る日もある、いろ/\ある。よう/\治まりただけ長く道通すも、これまで、やれ切なみじゃ、怖わや。よう/\日見せて、それよりと言う。すれば、互い/\話伝えてすれば、めん/\身上も治まるであろう。

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