明治二十六年九月十六日
岡本栄太郎長男栄六身上願
さあ/\尋ねる処/\、小人と言うであろう。小人という身の処、どうでもならん。ならんやない。いかなる事聞き取れ。どういう事聞き取れ。どういう事急ぐ/\、急ぐ事情、めん/\それ/\急いで長くと言えば長く、短いと言えば短い事情と言う。話という、これまで話事情以て取り扱え。皆心という理ある思う。よう聞き分け。諭す処、だん/\だん/\他に事情、諭す事情、いんねん諭すであろう。よう聞き分け。何であろう、どうであろう。長々事情あら/\あれど、理が無い。一時の処、内々事情に早く治めてくれるよう。