明治二十六年八月十九日
茨木基敬妻キヌ身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上一時迫る処、どういう事もこれまで皆通り来たる。もう暫く/\、何でもと思うは一つの理、事情前々だん/\以て日々と言う。ようよう身上不足なる。よう/\一日の日から安心認めてくれ。余儀無くの事情を尋ねる。一時速やかなれば聞きよいなれど、どうじゃろうなあ、と言えばさもしいもの。知らず/\思う。未だ/\事情是非一つの理というは、遁れるに遁れられん。いかなる処心以て双方治め。一時ではない。なれど大層一寸の処は、よう聞きて尋ねる事情、芯より定めてくれるよう。

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