明治二十六年七月二十九日
梅谷四郎兵衞及び伜梅次郎身上願

さあ/\尋ねる事情/\だん/\尋ねる処、一度二度一つ事情、前々事情諭し置いたる。いかにも一つ万事心得のため尋ねたら、どういう事も分かるであろう。尋ねる処よく聞き分け。事情世界運ぶ処、尽す処、これは十分一つ十分諭す処、日々といえば世界多くの中、又楽しみある処重々受け取る。又一つ何でも無き事/\、あら/\それ/\覚えて居る。掛かり/\いかにも元々一つ運ぶ/\。道付かん、高い道付かん。見やわん運ぶ処、まあ一寸いろ/\道ある。いろ/\道聞き分けるなら、一時身の処速やかなもの。又一つ身上長く続いて一つ、又内々どういうもの、又それ/\互い事情と言う。先々事情前々事情、これ一寸聞き分け。難しいようなもの、怪しいようなもの、これ通りてあると運び方聞き分け。めん/\身に不足ありては、内々結構ありても、又日々切なみありては楽しみ無い。それ/\道浚え浚え。又理が集まれば又世界、身上一条案じる事要らん。案じる事要らんが、よう聞き分け。取りよ/\これ難しい。よく聞き分けてくれるよう。
押して、掛かり/\元々の事情申し上げて願
さあ/\まあ尋ね掛けば又諭しよう。是非心と心と以て一寸道付こまい。なれど追追付く中に、道運んで居る中に、事情見分けてやらにゃならん中に、皆揃うて居る揃うて居る。又一寸遠ぬく。一度二度三度と言うて諭したる処ある。よう聞き分け。今の一時、心寄せたら思うよう出ける。思うように成る。なれど元々手を繋ぎ、こうという日もあろう。又世上集まる。よう聞き分け。元失うてはならん/\。これ聞き分け。又運ぶ処尽す処受け取り、これ諭し置くによって、よう聞き分けてくれるよう。さあ/\まあ尋ね掛けば又諭しよう。是非心と心と以て一寸道付こまい。なれど追追付く中に、道運んで居る中に、事情見分けてやらにゃならん中に、皆揃うて居る揃うて居る。又一寸遠ぬく。一度二度三度と言うて諭したる処ある。よう聞き分け。今の一時、心寄せたら思うよう出ける。思うように成る。なれど元々手を繋ぎ、こうという日もあろう。又世上集まる。よう聞き分け。元失うてはならん/\。これ聞き分け。又運ぶ処尽す処受け取り、これ諭し置くによって、よう聞き分けてくれるよう。
又内々という処心得のため押して願
後々内々と言うてある/\。元々細い道、どんな道もありて、もうか知らん/\。ならん処を尽された元を忘れてはいかん。年限一条で今一時現われて楽しみ。又前前楽しんでそれ/\の道どうもならん。あちらからすればこちら、こちらからすればどう、よう聞き分け。元々たった一つ種蒔き、蒔いたる時は何処にあるやら分からん。だん/\栄えるというは、元種である。これ聞き分け。それ/\運び方、治め方、事情尽さん、届かん、遠ぬく。こういう事ではならん。事情皆んな心得のため諭し置こう。よう聞いてくれるよう。後々内々と言うてある/\。元々細い道、どんな道もありて、もうか知らん/\。ならん処を尽された元を忘れてはいかん。年限一条で今一時現われて楽しみ。又前前楽しんでそれ/\の道どうもならん。あちらからすればこちら、こちらからすればどう、よう聞き分け。元々たった一つ種蒔き、蒔いたる時は何処にあるやら分からん。だん/\栄えるというは、元種である。これ聞き分け。それ/\運び方、治め方、事情尽さん、届かん、遠ぬく。こういう事ではならん。事情皆んな心得のため諭し置こう。よう聞いてくれるよう。

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