明治二十六年七月八日
桝井伊三郎身上願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ身に心得ん/\。心得んじゃろう。尋ねる事情、よう事情聞き取って、又談じ運び掛け。安楽いつ/\、一つ案じも治めてやらにゃならん。たゞ後々では、心安心一つの理が無い。暫く、長い遙か、どちらこちらも夫婦とも中に一つ忙しいなる。何人居ても余計の人は無い。皆それ/\いんねん皆引き出す、呼び出す、寄せる。何程寄りたい、来たいと言うても出来るものではない。何程淡きいんねんと言うても理を寄せば濃ゆくなる。何でも聞き分けて、心を治めてくれにゃならん。

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