明治二十六年七月八日(陰暦五月二十五日)
昨日本席席の中に御声止まり霞むよう成りたるに付願

さあ/\身上事情、尋ねる処不思議なる、又不思議無けねばならん。いろ/\だんだんの処、尋ねる事情/\あって尋ね、半ば声の止まる処、長いように思ても違う、短いように思うても違う。不思議々々々の間に聞き分け。一つの話して置く。何時どういう事から鮮やかやら分からん。又事情心得ん。又何時どういう事も分からん。まあ遠いから、話よう聞き分けて置かにゃならん。

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