明治二十六年六月二十七日
上村吉三郎北海道函館へ陰暦本月十七日より役員一人連れて行く事願

さあ/\尋ねる事情/\、遠く所という、遠く所に一つ理、長い間である/\。遠い所は一寸運び難くい。そこで事情始め掛けたら、皆同じ一つ理、結構な人と思う理ある。なれどとんとあれこれと言う。折角一時道無くばならん。それ道とんと計り難ない。見難くい事情始め掛けたら、堅く出来る事情、篤と事情始め掛けて貰いたい。順々篤と実の心改めて、それより安心々々治めて所尋ねる処、こうと真実というは許し置こう/\。

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