明治二十六年六月二十四日
春野利三郎五十六才初めは頭のぼせ熱強く口中出物舌腫れ表向通じ無くいぼ痔出で、よって願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ身の処、さあ/\身の処大変事情と言うであろう言うであろう。まあ一寸事情では一時尋ねる処、出物々々と言うであろう。出物々々一寸出難くい。出難くい筈や。皆んな一つの事情。心持って競り/\持って、これ出難くい出物に、あらこら替わりたら難しい。こら尋ねるまで。なれどこれまで皆事情にて通り、だん/\伝える理によって一時と言う。とんと爽やか成りて成らん。一寸心得まで事情、これ心得まで諭そう。一寸暮らす中、不自由はあろうまい。なれど身に迫りて不自由であろう。順々十分運んでそれから一寸事情、よう取り替え皆知って居る。知りて居て通らん。どうもならん。事情々々これ急ぐで/\。
右事情にて増野正兵衞神戸へ帰る御許しの願
さあ/\早く/\、事情急ぐ/\、急いで掛かりてくれにゃなろうまい。事情さあさあ許し置こう。さあ/\早く/\、事情急ぐ/\、急いで掛かりてくれにゃなろうまい。事情さあさあ許し置こう。

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